まあインドヨガって言っても、インドが元なんやけど。
シャーマンの修行でいっしょやったフランス人の青年(以降、T)がヨガをタダで教えてくれる、ということで、南インドのKovalamという村で合流。約1ヶ月間、同じ屋根の下で彼と共同生活。
実際ヨガだけじゃなくて、Tのオススメのクリニック?で、アーユルヴェーダのコースを21日間で設定してもらって、受診?した。
というのも、5年ほど前から、暑い時期や強いストレスを感じた時に、左側の額と耳の裏、脇からの汗が止まらなくなる、という症状が出てたから。両側ならまだしも、全部左側のみ。しかも、発汗時は、その部位に少し熱も感じていた。
最初は、料金次第で受けようとしてたけど、思ったより高かったので、やめとこうと思ってたんだが、Tの強い勧めとクリニック側との交渉で、受けることになりました。21日間コースで約40,000円。
ここでの1日のスケジュールは、、、
朝:ヨガ…約1時間
昼前後:アーユルヴェーダ…約3時間
夕方:瞑想(ヨガの一環)…約2時間
この合間に、読書したり、散歩したり。でも、アーユルヴェーダを受けてる期間は、日光を浴びすぎない、ってルールがあったので、日向は避けて散歩してたけど。
ちなみに、アーユルヴェーダのルールは以下。
- 1日最低8~9時間の睡眠
- 日光を浴びすぎない
- パソコンやモバイル機器のディスプレイを見過ぎない
- 肉や油分をふくんだもの、冷たいものはなるべく避ける
- 1日グラス1杯の牛乳を飲む
- ヨガ(Asana、Prayamana)、瞑想をする
この生活で、一番きつかったのは、瞑想。同じ姿勢のまま2時間とか地獄。ケツがまじで痛い。少し姿勢を変えようとすると、先生(T)からお叱りを受ける。彼が、ヨガを習ってた時は、3時間やったらしい。それに比べたら、易しいとのこと。そうですか。
でも、おかげでちょっとスピリチュアルな(悟り的な何か)体験まで至れたし、興味深かった。
また、アーユルヴェーダも、いろいろと興味深かった。
Doshaなどの基礎知識(現地で知り合ったフランス人女性に教えていただいた。)はもちろん、施術も。
施術してもらったのは、、、
- 薬草から作られたオイルで全身マッサージするEla Kizhi
- 仰向けになって額にオイルを垂らすShirodhara(たぶんこれがアーユルヴェーダの一般的なイメージじゃなかろうか)
- 薬草から作られた白濁色のドロっとした液体での全身マッサージをするNjavara Kizhi
基本的には、癒やしの時間やったんやけど、なかなか複雑な心境になる。少し透けてるんじゃないか、って感じの紙製の褌一丁で受ける。上記のマッサージ類を。タイでのマッサージを彷彿させる。
ただ、タイでのマッサージと決定的に違うところは、施術者がおっさんという点。
さらに、Njavara Kizhaの時なんぞ、これでもかってくらい白濁色のドロッとした液体まみれになって、褌も濡れて透けてくる。もうフンドシをつけてる意味に疑問が出てきたよね。
なんというか、、、視点を変えれば、この状況、かなりアレやな。スケスケの褌一丁の男が、白濁色のドロッとした液体まみれになっている。
恐るべし、アーユルヴェーダ。
なかなか貴重な体験でした。
ちなみに、Tは、ここで、カラリパヤット(kalaripayattu)を習ってた。知らんかったんだが、全てのマーシャルアーツ(武術)の原点は、カラリパヤットらしい。動画をチェックしてみるが…かっこいい。習いたい。
でも今回は、諸事情により見送りました。