キシナウ(首都)から、沿ドニエストル共和国の首都ティラスポリ(Tiraspol)てところに小旅行。
キシナウの宿の人にはあんまり見るもんないよて言われた。手持ちのティラスポリ情報はほぼゼロ。手持ちの言語もまず通じ無さそう。てことで、この小旅行がかなり不完全燃焼で終わるのを恐れて、ダメ元で久しぶりにカウチサーフィンのリクエスト(Public Trip)を出してみる。
すると…トルコ人の青年、ダニエルから返信あり。
ダニエル、今はトルコに住んでるけど、どうやら3年ほどティラスポリに住んでたことがあって、用事があって今ティラスポリに来てるらしい。しかも出身はイズミルらしい。
ということで、ダニエル様にホストしていただくことに。テシュキュレテシュキュレ。
翌朝、バスでキシナウからティラスポリへ向かう。
ネット情報によると、10時間以上の滞在になると、ちょっと手続きがめんどくさいっぽい。で、実際めんどくさかった。(大方、おれとダニエルの過失が原因。)
モルドバと沿ドニエストル共和国の国境で、「ティラスポリの警察署で手続きするように」っつって、入国情報の記載された紙を渡される。午前10時過ぎにティラスポリに着いたら、ティラスポリのバスステーションでダニエルが迎えてくれて、一緒に警察署とおぼしき場所に向かう。で、バスステーションに戻る。で、警察署とおぼしき場所に戻る。で、パトカーで、目的地に送ってもらう。「手続き」完了。
(この間、二人共ずっと尿意と空腹に悩まされる。)
ダニエルに会うなり、朝飯もってきたから一緒に食べよう!って言ってくれたんやけど、結局昼飯になった。すまんダニエル。(たしかトルコでは朝食が一番大事やったと記憶している。)
そしてやっとティラスポリ観光。
こんな感じ。
まぁ寒かった。でもダニエルのホストっぷりに感服。彼曰く、これでティラスポリのすべてを見せたよ。とのこと。ただ、夏に来るべき、と言われた。
確かに、今の季節、寒いし木々は枯れてるし人は少ないし、全体的に寂しいイメージ。
あと、1日歩いてみて、共産主義感というかソヴィエト感というか、そんなものを感じた。(メディアからのイメージですが。)そういった意味では、すごい新鮮な1日だった。
夜は、ダニエルの友達ストーパ?(ブルガリア人)にダニエルと一緒に泊めてもらう。18歳やけど、妻子持ちの優しそうなナイスガイ。(ダニエルも18歳。未婚やけど。)なんか…なんか…複雑な気持ち。彼らから見たら独身こじらせてるおっさんに見えるんだろうか…まぁそれは考えないようにしよう。
晩飯は、ダニエルとストーパがこしらえてくれました。メルシィ、テシュキュレ、スパシーバ。
疲れのせいか、コニャックのせいか、この日は10時くらいには眠りに落ちてしまった。そして、翌朝、早々とキシナウに帰りました。
少しだけジェネレーションギャップは感じたけど、とても素敵な時間をありがとう!青年たち!
最後に。これが今回の小旅行の最大の目的だったと言っても過言ではない、沿ドニエストル共和国の通貨(の一種)。